宮原徹(Rev. Toru Miyahara) イエス·キリスト新世界教会牧師
宮原徹(Rev. Toru Miyahara) イエス·キリスト新世界教会牧師
皆さん、こんにちわ。日本で牧師をしております、宮原徹と申します。日本の聖職者を代表してスピーチする機会を与えてくださり心より感謝申し上げます。
私は、今から日本におけるキリスト教の歴史と日本のキリスト教会の現状を概観したうえで、WCLCの一翼を担う日本聖職者指導者として、2027年に向けたアイディアを発表しようと思います。
日本においては神道と仏教が伝統宗教として日本の社会文化に広くいきわたったいます。キリスト教は470年の歴史があり、その間に三回のリバイバルがあました。しかし、未だにマイナーな宗教であります。
カトリックの宣教師フランシスコ・ザビエルが来日以来しますが、多くのカトリック宣教者の献身的な働きによって、初めの半世紀に数十万のキリスト教徒が誕生しました。その後、国家的な迫害により多くの殉教者が排出されました。さらに、キリスト教徒禁止令により弾圧政策が徹底され、それは250年続きました。驚くべきことに、その間も密かに信仰を守る者がおり、信仰の自由が得られたのは150年前のことであります。
19世紀になって、カトリックの宣教が再開され新たにプロテスタントの宣教師たちが日本の近代化と青少年教育に多大な貢献を致しました。しかしながら、キリスト教精神は広がらず、かえって無神論、共産主義の脅威にさらされることになりました。そして今や、キリストの教会は伝道の不信と信徒の高齢化により衰退の一途をたどっております。
このような状況を事前に察知した文鮮明総裁は1958年に一人の宣教師を日本に派遣してくださいました。文鮮明総裁は日本の青年を無神論、共産主義と道徳的退廃から守り、彼らに神の理想と心情を与えてくださいました。それから10年ほどが経って、文先生のメッセージに深い感銘を受けた牧師たちが教会一致運動に立ち上がりました。
中でも中村信一牧師は「再臨主である」と認め、いち早く文総裁御夫妻から祝福を受けられました。彼こそが聖職者会議の先覚者でありました。その後エキメディカルな組織が設立されてからも国内では十分な発展が見られませんでした。
その一方で、文総裁御夫妻の訓練を受けた青年宣教師が、世界に送り出されました。婦人たちもその後に続きました。日本のために生涯をささげた西洋宣教師の恩に報いるように統一運動の青年たちが世界の宣教に旅立ったのであります。
私自身は文総裁の薫陶を受け、中村牧師の精神を継承しながらキリスト教の牧師として長年歩んでまいりました。私も妻も30年間南北米の宣教に従事してきました。今この場に立って皆様の姿を見たときに、日本の先駆者、兄弟姉妹の精誠の実りを見る思いです。そして、真の父母、文先生御夫妻に対する感謝の思いが込み上げてまいります。イエス・キリストの使命を受けて、二千年のキリスト教の歴史を完結した真の父母様に最大限の敬意を表します。
昨年12月28日、WCLCの創設に参加して想像をはるかに超えた日から強い聖霊の働きを目の当たりにいたしました。そして、改めて天の召命を新たに受けました。
「ししがほえる、だれが恐れないでいられよう。主なる神が語られる、
だれが預言しないでいられよう。」(アモス3:8)
これから、日本のキリスト教会に向かって、もう一度預言をしなければなりません。
「起きよ、光を放て。あなたの光が臨み、主の栄光があなたの上にのぼったから。
見よ、暗きは地をおおい、やみはもろもろの民をおおう。
しかし、あなたの上には主が朝日のごとくのぼられ、主の栄光があなたの上にあらわれる。」(イザヤ60:1-2)
昨年、12月WCLCの創設会議に集った兄弟姉妹たちの前で語った通り、私は日本にWCLCの運動に寄与することのできるJCLCを組織することを決意いたします。JCLCは諸宗教の融和を図る親石となり、世界の平和の砦を築いていくことになると確信しております。
今後、日本にもう一度リバイバルが起こらなければなりません。この運動に協力しない教会は滅びていきます。この教会に賛同する教会は生き残っていきます。もう一度、私たちは日本にリバイバルを起こしていかなければなりません。
神様は生きておられます。真の父母を通して聖霊の働きはいよいよ強くなっております。だから、キリスト教徒よ、「主よ、主よ」と叫ぶ者ではなく、「天にいます、我が父の御旨を行う者だけが天国に入れるのである」と伝えなければなりません。
世界の聖職者、兄弟姉妹の皆さん。どうか、日本のキリスト教覚醒のためにも祈ってください。そして、共に手を取り合って、新しい霊的覚醒を世界に起こしていきしょう。ありがとうございます。