Southeast Europe Peace Summit 南東ヨーロッパ ピースサミット2019
2019年10月26日 アルバニア共和国・ティラナ
Southeast EuropePeace Summit 2019
2019年10月26日 アルバニア共和国・ティラナ
2019年10/26、ヨーロッパ南東部、バルカン半島に位置するアルバニア共和国の首都ティラナで、韓鶴子総裁を迎え「Southeast Europe Peace Summit 2019」の開会式が行われました。
会場となった同国の議会宮殿には南東欧諸国の元職・現職大統領をはじめ、平和大使、宗教指導者など各界の指導者が参加。その様子はインターネットを通じて全世界に生中継されました。
■アルバニアの国務大臣が開会の辞
最初に「超宗教の祈り」の場がもたれ、イスラーム(イスラム教)・ベクタシュ教団の指導者の祈祷に続き、オーストリア共和国のカトリック指導者が、聖フランチェスコの「平和の祈り」を奉読しました。
アルバニアのエリサ・スピロパリ議会関係担当国務大臣(エディ・ラマ首相代理)が開会の辞を語りました。
北マケドニア共和国のステボ・ペンダロフスキ大統領は自国で掲げる4つの目標を誓いました。
また、コソボ共和国のハシム・サチ大統領は、20年前に終結した「コソボ紛争」について触れ、「国民はいまだ、自由にヨーロッパの国々に行くことができず、不平等な状況にあります。アルバニアや北マケドニアの人々は、私たちの兄弟姉妹です。お互いに協力すれば、繁栄した未来を築くことができます」と訴えました。
最後にアルバニアのアルフレッド・モイシウ元大統領は次のように述べました。
「この地域の人々は国家的な利己主義、共産主義、宗教弾圧に苦しんできました。お互いが許し合い、その傷を癒やさなければなりません。そのために、私はどれだけ年齢を重ねても、平和大使としての務めを果たしていきます」
世界平和頂上連合ヨーロッパ支部の出帆式が行われました。
韓総裁が大統領および首相の経験者8人にメダルを授与。
最後に、バルカン半島の永久的な平和を願って聖火の〝ともしび〟が伝授され、開会式は終了しました。
韓鶴子総裁の基調講演(要旨)
私が生まれた場所は韓(朝鮮)半島です。きょう、私がいるのもバルカン半島、アルバニアです。特に半島は、天が祝福した地です。自然環境が美しいことはもちろん、そこに暮らす人々も善なる人々です。しかし人類歴史上、善なる人は多くの被害を受けてきました。
人類文明史をリードしてきたのは、ヨーロッパ文化であることは間違いありませんが、今日、世界で起きている全ての問題を解決できる、希望的な答えは見いだせずにいます。
第1次、第2次世界大戦を経験したヨーロッパは、戦争の悲惨な現実を再び見ることがないように国連を創設しました。創設から70年が過ぎた今、国連は責任を果たしたと思いますか?
何か中心が抜けました。大国も小国も、自国の利益を優先する利己主義から脱することができず、国連は一つになることができません。
EUも同様です。自国の利益を優先し、ために生きる真の愛がありません。
人間を中心に建てられた団体や組織は永続しません。平和に至る道は、ただ一つです。宇宙の主人であられる絶対者、創造主・神様に侍ってこそ、平和世界が到来するのです。
真の父母の前に、世界の全ての人類、世界の全ての国々は兄弟(姉妹)です。
6000年という長い歳月をかけて探し求めた真の父母に出会ったのに、親不孝をする子供たちがいますか?
真実を知り、永存される天の父母様(神様)に従って、永遠の世界に行くことのできる道を、真の父母が開いてくださったのに、分かれることがありますか? ただ一つの道です。
アルバニアは、ヨーロッパ大陸において〝あとの者〟です。聖書に「先の者はあとになり、あとの者は先になる」(マタイ19・30)とあります。EUに加入できないといって、失望する必要はありません。皆様が先に立つ者として、あとの者となるヨーロッパを消化すればよいのです。皆様が行く道には天が共にあります。
アルバニアが過去の痛みを乗り越え、天の父母様に侍る「神アルバニア」として誕生するならば、ヨーロッパが一つになることは問題ありません。天の父母様の夢である「天の父母様を中心とした人類一家族」を成してさしあげる、アルバニアとなるよう祝願します。