アセンブリ2002
韓国ソウルでIIFWPアセンブリ2002世界文化体育大典2002の一環として、「平和文化の確立:世界観、機構、リーダーシップ、実践」(Establishing a Culture of Peace: Worldviews,Institutions, Leadership, and Practices)をテーマとするIIFWP総会が、2月14日から18日かけて韓国ソウルで開催された。
今回の国際会議のテーマは、「平和文化の確立:世界観、機構、リーダーシップ、実践」で、4回の全体会議のほかは、平和文化の基礎としての家庭の強化:NGOの役割、世界平和と宗教の世界的重要性
国連の刷新と平和文化確立のための緊急課題、Cリーダーシップとガバナンスの新しいモデル、メディアは平和文化に貢献することができるか?平和の文化の創設におけるビジネスの役割、意識、精神、そして霊:統一思想の視点からの探求——をテーマとする7つの分科会と、各地域ごとの分科会に分かれて、より専門的で個別の問題について討議がなされた。
14日夜に行われた開会バンケットでは、はじめにマーシャル諸島共和国大統領夫人のメアリー・ノート女史が歓迎の辞を述べ、「マーシャル諸島のような小さな国と、世界の超大国の指導者たちを一堂に集め、互いに意見を述べ合う機会を提供しているIIFWPの役割は非常に大きい」と語った。
続いて、今回の会議の共同議長を務めるスタニスラフ・シュシケビッチ元ベラルーシ大統領が挨拶し、「今日の世界はグローバリズムと反グローバリズムに二極分化しているが、IIFWPの会議はグローバリズムの良い面をさらに伸ばし、その悪い面を是正することによって、世界の分裂を防ぐための具体的な一歩を踏み出すことができると私は確信している」と述べた。
同じく共同議長を務めるロドリゴ・カラソ元コスタリカ大統領は挨拶の中で、「平和の文化を確立するためには、正義が支配する社会を作る必要があり、一部の国や人々が富を独占するような現在の状況を改め、すべての人々に利益を分配するようなシステムを構築しなければならない」と述べた。
15日に開催された開会総会では、初めにユナイテッド・ペンテコステ教会のジェシー・エドワーズ牧師が祈祷を捧げ、アブドゥルラフマン・ワヒド前インドネシア大統領、鎮南宮・韓国文化観光相が挨拶した。続いてIIFWPの創設者である文鮮明師が「平和の根は真の愛に」と題して講演した。